| よもやまトプコン 投稿者:harikyu★桑原 投稿日:2007/09/16(Sun) 17:14:07 No.28 | |
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●●トプコンのレンズシャッター式一眼レフ●●
トプコン(旧称・東京光学機械株式会社)というメーカーもペトリ同様、悲運のカメラメーカーという気がしてなりません。
設計力や開発技術力などに関しては、はるかにニコン(日本光学株式会社)以上のものを持っていたと思われるのですが、いかにも会社の体質が脆弱で、宣伝・販売力に欠けていたようです。
「レンズシャッター式一眼レフ」はその作動プロセスが極めて複雑で、製作も困難、かつ「フォーカルプレーン一眼レフ」よりも安くなくてはならないという、社会的な制約も持つなど、多くの問題点を抱えています。 にもかかわらず、「トプコン」が、独自のプライドと面子(メンツ)にかけて製品を開発・販売し続けたカメラ達は、どれも力作・秀作揃いです。
「レンズシャッター式一眼レフ」は、その作動プロセスが
@ シャッターが閉じる A 絞りが絞られる B ミラーが上がる C 遮光板が上がる D シャッターが作動する E 遮光板が戻る F ミラーが戻る G 絞りが開く H シャッターが開く
と、実にフォーカルプレーン式一眼レフの2倍近い作動プロセスになります。 要するにシャッターが常時開いているので、いったん閉じてからシャッターが作動し、また開放に戻るという動作を瞬時に行うということ、ミラーの隙間から入った光を遮断する遮光板の作動が加わるという、実に複雑な作動をするというものです。
作動部分が多いので、ミラーショックが大きく、また故障率も高いものです。
「ニコン」や「キャノン」がこの問題点のため、早々と製造を打ち切ってしまったのに対し、「トプコン」だけが幾多の困難を乗り越えながらも、故障の少ない、大衆的なカメラを提供しつづけてくれました。
これが私が「トプコン」の「レンズシャッター式一眼レフ」の好きな理由です。
★トプコン・ユニ★
1964年頃発売され、1969年に最終機『ユニレックス』にバトンタッチするまで、5年以上の間、販売され続けた、トプコンのロングセラー・レンズシャッター式一眼レフです。
10万台以上の製造台数があり、現存するレンズシャッター式一眼レフでは、最も個体数は多いものと思われます。
レンズ交換可能で、しかもTTL+EEの一眼レフというのは、当時としては唯一のものです。
現在でいうと、オートフォーカスとか、オートワインダー以上の斬新的なメカニズムだった筈です。
比較的堅牢で故障も少なく、使っていて楽しいカメラです。
★トプコン・ユニレックス★
「トプコン・ユニ」の後を受けて1969年に発売された、「トプコン」最後の、かつ究極の「レンズシャッター式一眼レフ」です。
TTL+EE機構付で、なおかつA(平均)or S(スポット)測光の切り替えが付いたカメラは他に例がありません。(フォーカルプレン式一眼レフでも数年後にミランダ・オートセンソレックスEEやマミヤセコール・オートXTLの例があるのみ。)
こんな進歩的なスペックを持ったカメラが、今から30年以上も前に発表されていたのです。
改めて、当時の「トプコン」の技術力の高さが認識されます。 日本が世界に誇っても良いカメラだと思います。
「ニコンF」以上にね。
★ 写真は名機ユニレックスの系譜を継ぐフォーカルプレーン機「トプコンIC−1」
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