薔薇水晶 支援文(檄文) アリスゲーム。それは7体のローゼンメイデンが互いに戦い、頂点を決する悲しいゲーム。 そこに「ローゼンメイデンではない」にも関わらず、無謀にも乱入した愚か者がおりました。 紫のドレスに純白の髪。片目を覆い隠す薔薇の眼帯。 それが、われらが薔薇水晶です。 しかしその戦績は、本当に輝かしいものでした。 自分以外の、6体のローゼンメイデンを完全撃破!(間接的な謀殺含む) うち2体は、今に至るも再起不能! 特に最終戦においては、最強の人形とうたわれた真紅を精神面で完全に凌駕。 彼女の胸へ、水晶の刺を打ち込みます。 しかし、名匠ローゼンではなく、その弟子によって作られた彼女の体は、 敗者たちから奪った生命の輝き、ローザミスティカを御することができませんでした。 そして、その体は崩壊をはじめます。 「偽りには、真実の光が眩しすぎたようです……」 薔薇水晶について語られるとき、 贋物、まがいものといった言葉が、多く使われます。 しかし、「薔薇水晶=ローゼンメイデン第7ドール」であるかのように 解釈されたのは、アニメスタッフによるミスディレクションです。 われわれ視聴者は、まんまとそれに引っかかったに過ぎません。 彼女は、ローゼンメイデンの贋物ではありません。 参加資格を持たないにもかかわらず、アリスゲームに勝手に乱入して、 正規の参加者全員を打ち据えた、誇り高き愚者(フール)なのです。 真のローゼンメイデン第7ドールは、『トロイメント』最終話に1カットだけ、 これ見よがしに顔を出しました。 のちに、第7ドールに「薔薇水晶」とは違った名が与えられたことを知り、 私は心から安堵しました。 彼女のことをこれからも、「薔薇水晶(偽)」とは呼ばずに済むのです。 「薔薇水晶」の名は、永遠に彼女のものなのです。 http://hp.jpdo.com/dd02/3/img/388.jpg 『ローゼンメイデン トロイメント』は、 『ローゼンメイデン』よりも、はるかに劣った凡作。 贋物。まがいもの。 最終話を見るまでは、そう思ってきました。 しかし、薔薇水晶は認めさせたのです。 『トロイメント』が、真実の光を宿した物語であることを。 <<薔薇水晶@ローゼンメイデン トロイメント>> (初出・表最萌 一次予選)                       ∴